協定を結んだ東北大学大学院環境科学研究科の土屋範芳教授(右)と和泊町の伊地知実利町長(左)=和泊町=
「SDGs」に沿い町課題解決へ
【沖永良部】国連が提唱する「SDGs(持続可能な開発目標)」に沿って町の課題に取り組もうと、和泊町は16日、東北大学大学院環境科学研究科と連携協定を結んだ。今後、両者の知識や資源などを活用しながら、島の持続可能で豊かな未来社会の構築を目指す。
協定では▽SDGsの概念に基づく事業▽再生エネルギーに係る事業▽循環型社会及び持続可能なライフスタイルの構築に関する事業▽職員・町民を対象とする環境学習教育―など6項目において連携協力することを定めた。
役場多目的ホールであった調印式には、東北大学大学院環境科学研究科の土屋範芳教授と松八重一代教授、三橋正枝研究員の3人が参加した。
伊地知実利町長は「学・官が一体となって町が抱える問題について取り組んでいけるのは光栄なこと。今後の研究で様々な方面へも波及していくだろう」と話した。
土屋教授は「島の町とどのようなことが出来るのか初めての体験であり、実験的な試みとなる。大学と沖永良部が一緒になることで、新しい環境問題への展開ができると期待している」と述べた。
同日は、知名町とも協定を結んだ。