役員の前で中村新会長へバトンタッチをする本田会長(右から3人目)
出席者を前に、熱唱する平田まりなさん
【東京】東京笠利会(本田秀頼会長)はこのほど、千代田区の主婦会館で第74回東京笠利会総会・懇親会を開いた。来賓、出席者合わせて約180人が集いにぎわった。役員改選に伴い、次期会長には中村和浩幹事長が、幹事長には副会長の築島秀宏さんが就任することとなった。
出席者全員で高らかに笠利町歌を斉唱した後、本田会長がにこやかに登壇。「戦後すぐにできたこの会をこうして継続できたのは、諸先輩の尽力があってこそだ。しかし、最近は人の集まりもよくなく、役員のなり手も少ない」と現状を報告。「2世3世を誘っていただき、会を同窓会のように使ってもらいたい」と語った。
会務報告などに続いて次期会長に中村幹事長が、幹事長には、築島副会長が務めることが他の役員紹介とともに報告され、満場一致で承認された。来賓として、近畿笠利会・諏訪宏会長があいさつ。「関西は歴史も浅いが、東京笠利会に学んで、共に故郷を盛り上げられるよう頑張りたい」と述べた。諏訪会長は、懇親会に飛び入りでドジョウすくいも熱演した。
ほかに、中部笠利会・松崎文忠会長、東京奄美会・大江修造会長、奄美市東京事務所・藤江俊生所長が祝いの言葉を寄せた。また、敬老者には記念品が贈呈された。
懇親会は、平田まりなさんのシマ唄で開幕。「シャシャカムーン」による歌謡ショー、小幡美紀さん、池田麗奈さんのユニット「きゅらなーちゃ」も熱唱、ほか、「カイヒクーラニ・フラスタジオ」のフラダンス、久永さとみさんも歌い上げた。
また、そろいの浴衣で現れた東京山ゆり会の折原誠司さんらは、シマ唄を披露。最後は、出席者らがテーブルなどを片づけて「八月踊り・六調」の中心に。島の熱気が再現され、チヂンの響きに合わせて体を揺らす人たちが踊りの輪に参加。笑顔で再会を誓い散会となった。