「豚みそ」や「油ゾーメン」などの郷土料理を講師のアドバイス受けて調理する参加者
住用町で講習会 油ゾーメンなど3品
大島本島地区農産物地産地消推進協議会と大島地域かごしまの“食”交流推進協議会は20日、奄美市住用町の市農林産物加工センターで奄美の伝統料理講習会(住用編)を開いた。奄美の家庭に伝わる「油ゾーメン」、「豚みそ」、「パパイヤ漬け」の3品の調理実習を行った。
同講習会は、「しま ま~さんもん応援団」活動の一環。県が2016年1月に制定した「かごしまの味」や、地場産野菜をあらゆる世代に広める目的で開催されている。
講習会では、「かごしまの味(奄美地域版)」に掲載されている七つの郷土料理と三つの郷土菓子などを紹介。実習は、特産品の加工販売に関わるサン奄美(師玉洋子代表取締役)の共催で行われた。
サン奄美の師玉さんが講師となり、参加者は五つのグループに分かれてレシピの説明を受けた。
実習はパパイヤ漬けから開始。パパイヤは事前にスライスし水につけて、あく抜きしたものが用意され、調味料にそれを入れて味を染み込ませた。
参加者は講師などから調理のコツや、味のさじ加減などのアドバイスを受け1時間ほどで予定の3品を調理。出来上がった郷土料理を皿に盛り付けて、全員で試食会を楽しんだ。
奄美市名瀬から友人と2人で参加した60代の女性は、「家で作る時とは違い、美味しくできた。きょう学んだレシピを家でも再現してみたい。今後も機会あれば参加したい」と話した。