奄美クリエイター協設立総会

設立総会で新役員に就任した6人が登壇してあいさつ

「地域資源は地域還元を」
初代会長に浜田さん

 奄美クリエイター協会の設立総会が22日、奄美市名瀬のロードハウス・ASIVIで開かれた。協会の趣旨説明や役員選出、2019年度収支予算案などを協議し、初代会長に浜田太さんが選ばれた。協会はスキルアップの研修や会員増強などの活動を行い、奄美で創造的な仕事を受注することで人材を育成し地域活性化につなげる狙い。

 発起人代表であるエアポートTVネットワーク代表の浜田さんは、「奄美が来年に世界自然遺産登録されるかもしれないという大きな転換点を迎える。業界がこのままではいけないと危機感を持ち、組織化や人材育成などの必要性を感じた」と協会設立に至った経緯を説明した。

 この日は会員16人のうち、同会の趣旨に賛同した映像写真制作、音楽イベント、イラストレーター、グラフィックデザイナー、ウェブデザイナー、文筆業等の創造に関する企業などから14人が出席。浜田さんが議長として、議事を進行した。

 会則を承認し役員選出では、浜田会長、越間公也副会長、常田圭一副会長、渡武志事務局長、坂井三智子会計、恵大造監査、麓憲吾相談役が2019年度役員に就任した。19年度収支予算について、協会ホームページ作成費9万9千円などを含む総額28万円の予算が承認された。

 会長に就いた浜田さんは「地域の資源は地域に還元されるべき。会員同士が協力し合い、時には切磋琢磨=せっさたくま=してレベルアップして他地域に負けないスキルを有していることをPRしていく。役員一同で、全員が仕事などのチャンスをつかめるよう努力していく」と決意を述べた。