国体天城町実行委

来月17日の国体「リハーサル大会」、来夏の炬火リレー概要などを協議(国体天城町実行委理事会)=25日、同町役場

来月17日「リハーサル大会」
本番に向け課題抽出 炬火リレー「あまぎ祭」参加も

 【徳之島】第75回国民体育大会天城町実行委員会(委員長・森田弘光町長)の第3回常任委員会が25日、町役場であった。同準備室(町商工水産観光課)側が来年10月の国体トライアスロン競技本番に向けた諸準備状況や、来月17日の「リハーサル大会」などに関し報告。来年8月16日の炬火=きょか=リレーコース概要案では、「あまぎ祭」パレードにも絡める。

 第75回「燃ゆる感動かごしま国体」のトライアスロン競技は来年10月4日、天城町松原漁港を発着点に▽スイム1・5㌔▽バイク42・5㌔▽ラン10・7㌔の計54・7㌔である。47都道府県の成年男女各141人・計282人が鉄人レースで競う。同町は準備室と実行委を設置して諸準備を進めている。

 実行委常任委には関係機関・各種団体ら関係者20人が出席。委員長の森田町長は、町内児童生徒の力を借りた47都道府県の手づくり応援のぼりや横断幕の制作、雰囲気づくりなど協力の広がりに感謝し、あらためて「安心安全、大成功の国体だったとなるようご協力を」と要望。

 準備室側は①総務企画②施設調整・宿泊輸送関係③競技・式典関係それぞれの準備状況を報告。先月の「いきいき茨城ゆめ国体」視察の結果、トップゴールと最下位選手の時間差は男子31分、女子46分だったため「周回遅れも予想される」とチェック対策も課題に上った。

 リハーサル大会は来月17日、松原漁港を発着点に、成年女子スタート午前9時、同男子スタート午後0時30分で開く。男女選手約40人に役員・審判スタッフら含め約80人程度が来島予定。本番さながらのレースでコースや運営上の課題も抽出して来年に迫った本番に生かす。

 国体炬火リレーの採火式は来年8月10日に県庁2階県民ホールで行い、薩摩、大隅、離島の3コースをたどる予定。天城町内の概要案では、同月16日午前8時30分から松原漁港を発着点にトライアスロンコースで実施。そして同日夕の「あまぎ祭」パレード(平土野市街地)にも参加して雰囲気を盛り上げる予定だ。