奄美大島JCが街頭募金

屋仁川通りで街頭募金を行う奄美大島JCメンバーら

台風19号の被災地支援

 奄美大島青年会議所(JC、吉田剛理事長)は25日夜、奄美市名瀬の繁華街・屋仁川通りで、台風19号の被災地支援の募金活動を行った。「募金への協力をお願いします」と、JCメンバーらが声をかけると、道行く市民や観光客らが足を止め、善意を寄せた。

 同JCは、2010年の奄美豪雨災害の際、全国各地が支援を受けたことへの「恩返し」として、11年の東日本大地震や熊本地震など全国各地の発生した災害支援として被災地に義援金を送る活動を続けており、今回もその一環。

 街頭募金にはJCメンバー4人が参加。横断幕を手に支援を呼び掛けた。副理事長の渡太郎さん(39)(瀬戸内町勝浦)は「奄美豪雨災害では全国からたくさんの支援を受けた。台風常襲地の奄美で暮らすものとして、恩返しの思いも含め、被災者を助けたいと思っている。一人でも多くの人に募金協力してもらいたい」と話した。

 街頭募金のほか、近隣の飲食店など約30店舗に募金箱を設置、11月末まで募金活動を続ける。集まった義援金は後日、日本青年会議所を通じて被災地へ送られる。