奄美市議選27日投票

1週間の選挙戦が終了した市議選の各候補ポスター

午後11時ごろ当落判明か

 任期満了に伴う奄美市議会議員選挙(定数22)は27日、1週間の激しい選挙戦を終えて投開票が行われる。選挙戦最終日の26日、24人の候補者は市内一円を精力的に遊説、「最後のお願い」に声をからした。27日は午後6時に投票が締め切られ、同8時から名瀬小学校体育館で開票作業が行われる。午後11時ごろには大勢が判明、新議員の顔ぶれが出そろう見込み。

 立候補しているのは現職17人、新人7人の計24人。政党別では、自民10人、公明4人、共産2人、社民1人、無所属7人。地域別では、名瀬20人、住用1人、笠利3人。女性候補は2人。

 各候補者は最終日の26日、地盤地域のほか、票の上積みを目指し、大票田の名瀬地区を中心に選挙カーで遊説、名前を連呼するなど必死に支持を訴えた。選挙運動が終了する午後8時前には、各候補とも選挙事務所に戻りマイクを収め、1週間の選挙戦を締めくくった。

 今回から定数が2削減され、22議席を争う激戦となっている。現職7人が勇退したことなどから票の読みにくい選挙となっており、4年前の選挙では、投票率が約7ポイントも低下した投票率の行方にも注目が集まる。

 投票は27日午前7時~午後6時まで市内33か所で行われ、同8時から名瀬小学校体育館で開票される。市選管によると、中間発表は同9時に1回目を行い、その後30分おきに発表する。大勢が判明するのは午後11時ごろになりそう。

 19日現在の選挙人名簿登録者数は3万5983人(男1万7025人、女1万8958人)。地域別では、名瀬3万87人、住用1123人、笠利4773人。

 前回選挙の当日有権者数は3万5900人(男1万6732人、女1万9168人)で、投票率は70・77%だった。