令和初の年賀状発売開始

令和初の年賀状発売開始

年賀状の購入を呼び掛ける名瀬郵便局の局員

お年玉は五輪チケットや電子マネー
東京五輪の寄付金付きなど

 令和となって初となる2020年用の年賀はがき販売が1日、全国の郵便局で始まった。奄美市の名瀬郵便局では販売開始を知らせるのぼりなどが掲げられ、通常の年賀状のほか、来年開催される東京五輪・パラリンピック向けの寄付金付きはがきなどが店頭を彩り、買い求める人の姿が見られた。

 日本郵便によると、年賀はがきは全国で昨年より5千万枚少ない23億5千万枚を発行。10月の消費税増税に伴い、昨年の62円から63円に値上げした。奄美群島でも各郵便局などで来年1月10日まで販売される。

 干支などが描かれた通常の無地、スヌーピーやディズニーキャラクターが描かれたインクジェット紙などのほか、東京五輪・パラリンピック向けの「東京2020大会寄付金付年賀はがき」も販売される。寄付金付きは1枚68円(5円が寄付金)で、東京2020は、大会の舞台となるオリンピックスタジアムが描かれた「絵入り」と、マスコットの「ミライトワ」「ソメイティ」が描かれたはがきなどが限定販売される。

 また、気になるお年玉賞品では、東京五輪の開会式や閉会式、競技観戦ペアチケットなどのほか、1等商品としてキャッシュレスの普及が進んだことから電子マネー31万円(現金の場合は30万円)が用意されている。

 同郵便局の富裕平・窓口営業部課長は「来年は東京五輪が開催される特別な年。記念になるような年賀状を送ってみては。人気の絵柄はすぐ売り切れるので、早めの購入をお勧めします」と話した。

 年賀状の引き受けは12月15日からで、元日に確実に届けるため、同25日までの投函を呼び掛けている。