DeNAキャンプスタート

DeNAキャンプスタート

横浜DeNAベイスターズのキャンプがスタート。選手らが個人課題の解決に向け取り組んでいる

来季躍進に向け、トレーニング
島外からのファンらも

 プロ野球球団・横浜DeNAベイスターズの秋季キャンプが1日、奄美市の名瀬運動公園市民球場で始まった。安全祈願で神事もあり、選手・監督・スタッフ一同でキャンプ成功を誓い、来季の躍進に向けたスタートを切った。

 DeNAによると、今年のキャンプスローガンは「凡事徹底~CONNECT TO VICTORY!~」。「勝利のためにミスを減らし、選手間の競争意識を芽生えさせることが重要。若手選手のメンタル・フィジカル面の強化に特化し、個人個人が己を知り、学ぶことで来年の勝利につなげよう」という思いが込められている。今年は投手と野手の会場を分けて実施。投手17人が球団施設「ドッグオブベイスターズヨコスカ」(神奈川県横須賀市)で、野手19人が奄美市でトレーニングに励んでいる。

 神事の後、ウォーミングアップを終えた選手らは同公園内の市民球場だけではなく、多目的屋内練習場(サンドーム)、陸上競技場などに分かれて練習を開始。県出身選手として唯一秋季キャンプに参加する捕手の戸柱恭孝選手(旧内之浦町出身、29歳)はこの日、午前中にバッティング、ランニングのトレーニングを実施した。練習の合間に戸柱選手は「一試合一試合の結果を出すための準備としてキャンプに臨んでいる。同じ鹿児島の人間として応援してもらえれば」と語った。

 球場にはファンたちも駆けつけ、カメラで撮影するなどし、選手らの姿を目で追う姿が見られた。神奈川県海老名市から友人とともに応援に訪れたという槙田絵美さん(26)は佐野恵太選手(24)のファン。選手らと同じ航空便で初めて奄美入りした。打撃練習の姿を見つめた槙田さんは「来年のレギュラー入りに向けて頑張ってもらいたい。今季は優勝争いにも食い込み最後まで楽しませてもらった。次はぜひ優勝を」と語った。