喜界高校 創立70周年祝う

70周年記念式典で式辞する田嶋校長(喜界高校体育館)

飛躍と発展願い 式典や講演など記念行事

 今年創立70周年を迎えた喜界町の県立喜界高校(田嶋吾富校長、生徒144人)は2日、校内体育館で記念式典と講演会を開いた。在校生や保護者、島内外の来賓など合わせて約300人が出席。節目を祝い、同校のさらなる飛躍と発展を願った。

 田嶋校長は、地域唯一の高校としての歴史を振り返り、「在校生には伝統と校風がつくってきたこれまでの流れを胸に刻み、前進してほしい」と式辞。川島健勇町長、県関係者が祝辞した。

 それを受け、生徒代表の普通科3年・市來崎裕政さんは「創立時から変わらない、我が校に対する地域の情熱に深く感謝。整備された学校環境の中で行動と努力、地域に尽くせるようつとめたい」と志を新たにした。

 記念講演があり、同校OBで東京農業大学名誉教授の豊原秀和さん=1966(昭和41)年卒=が「ふるさとを離れて半世紀」をテーマに講話。進学後の研究活動や世界の農業事情、喜界の農業展望などを語った。

 豊原さんは「キャリアデザインを描き、チャレンジする気持ちと積極的に自身をPRできる実力を培ってほしい」とエール。生徒達は島外で活躍する先輩の言葉に真剣な表情で耳を傾けた。

 そのほか島内外で活動する同校卒業生がアトラクションを上演。シンガーソングライターの土岐宏大さんがオリジナルソング、唄者の川畑さおりさんシマ唄を歌い、節目の式典に花を添えた。

 同校は1949年3月、喜界町早町学校組合立の高校として創立。53年、県立に移管し、57年、現在地に移転した。

 昨年は新校舎が完成。これまで8300人を超える卒業生を輩出している。