「2020リリーアンバサダー」に就任

2020リリーアンバサダーの認定書を持つ東寿光さん=和泊町、東さんのユリ畑=

和泊町の東寿光さん
奄美群島初、世界中にユリの魅力PR

【沖永良部】和泊町のユリ農家、東寿光さん(42)がこのほど、「2020リリーアンバサダー」に就任した。ユリを栽培して今年で17年目となる東さんは「100年の歴史がある沖永良部のテッポウユリを世界中に発信していきたい」と話した。

リリーアンバサダーは、2018年に始まったプロジェクト。駐日オランダ王国大使の認定を受け、ユリの魅力を伝えるPR大使としての役割を担う。18年は44人、19年には29人が選ばれている。

東さんは、祖父の代から50年以上続くユリ農家の3代目で、現在は県が育成したテッポウユリの新品種「プチホルン」の切り花をメインに栽培している。

先月25日、リリープロモーション・ジャパン主催による認定式が東京の駐日オランダ王国大使館大使公邸であり、全国のユリ生産者や市場関係者、生花店経営者など27人が新たに認定された。式では、生産者を代表して東さんが、同国のペーター・ファン・デル・フリート駐日特命全権大使から認定書を受け取った。

奄美群島初のリリーアンバサダーに就任した東さんは「島のユリを守るためにも、まずは若い人に花の魅力を知ってもらいたい」と語った。

今月下旬からユリの出荷が始まるという。