徳之島町文化祭 

生涯学習の成果を披露し合った徳之島町文化協会40周年記念・文化祭=23日、町文化会館

生涯学習の成果一堂に
舞台発表に30組、国際交流も

 【徳之島】徳之島町文化協会創立40周年記念・第40回町文化祭(町文化協会主催)が23日、「燃えよ文化の祭典」をスローガンに町文化会館であった。文化協会会員や公民館講座受講生など幅広い世代が、日ごろ情熱を傾けた〝自分磨き〟生涯学習の成果を舞台発表や展示で披露した。東京五輪・パラリンピック「ホストタウン」の一行も来場して交流した。

 午前9時から盆栽や書道、絵画など計12団体・約180点の作品展で始まり、午後から開会行事と舞台発表があった。町文化協の町田進会長はあいさつで「今年は町文化協が創立されて40年。〝10年恐るべし・20年偉大なり・30年にして歴史になる〟の言葉があるが、多くの方々の努力と情熱、町当局の支援で一つの歴史を築くことができた」と感謝も述べた。

 徳之島町のホストタウン「セントビンセン及びグレナディーン諸島」と、与論町同の「アンティグア・バーブーダ」の一行6人も来場。日本の伝統文化と地域固有の芸術文化にもふれながら、カリブ海の国々の伝統的楽器スティールパンの電子版楽器による演奏も披露した。

 舞台発表はこの後、琴愛好会の和琴演奏「惑星(ジュピター)」「涙そうそう」で開演。徳之島子ども劇場のちびっ子らのヒップホップダンスから三味線演奏、集落単位の伝統芸能、合唱、日本舞踊や琉球舞踊にいたる幅広い世代の計30組が出演。それぞれの成果と魅力をアピールした。

 展示コーナーでは、諸力作とともに、中学生の国際交流派遣事業(米国)の活動成果も紹介された。