和泊町農業祭

式典で農業振興功労者らを表彰した=和泊町=


農作業着ファッションショーでランウェイを歩く親子=和泊町=

農作業ファッションショー開催
児童による農業体験発表も

 【沖永良部】第57回和泊町農業祭(同町、あまみ農業協同組合和泊事業本部主催)が23日、同町花き専門農協集出荷場であった。農作業着ファッションショー「畑コレ2019」のほか、町内の児童による農業体験発表や各種バザーで盛り上がった。

 式典で伊地知実利町長は「消費者から認められる安心安全で高品質な作物の生産と、環境に配慮した持続可能な農業の実現に取り組んでいきたい」とあいさつし、農業振興に貢献した個人団体を表彰した。

 国頭小学校6年生の4人が「黒糖づくりで学んだこと」と題して発表。キビの生育状況については「梅雨時期の雨とその後の強い日差しを受けて、8月には私たちの背丈を追い越した」「12月の終わりになると、寒さによって糖度が高くなり収穫の時期を迎える」などと説明し、刈り取りの様子なども実演した。

 式典後のステージアトラクションでは、農作業着ファッションショー「畑(ハル)コレ2019」(方言で畑のことを「ハル」と呼ぶ)も開催され、親子モデルらがカラフルな作業着を身につけて特設ランウェイを歩いたり、ダンスを踊ったりしながら、動きやすさをアピールした。

 会場には、地場産野菜や加工品、農業用アシストスーツなどの販売展示ブースが立ち並び、多くの来場者でにぎわった。午後からは、むら自慢芸能大会や抽選会も行われた。

 被表彰者は次の通り。(敬称略)

 ▽農業振興功労者の部 柳川敏文▽優秀農家の部 和田次夫・みどり、大南正彦・靖代、有馬忠弘・清美▽優秀担い手農業者の部 亘和也・恵美、皆村正樹・実穂▽森明記人、山本優一、中田翔平、永野大吉▽優秀農業生産集団の部 沖永良部花き専門農業協同組合青年部▽表彰伝達の部 永野育八(県さとうきび生産改善共励会最優秀賞県知事賞)、野村栄治(奄美地区農業委員会連絡協議会表彰優秀農業委員)、今井博美(同協議会表彰優秀農業委員)、末川重喜・故人(同協議会退任表彰)、芋高司(奄美群島糖業振興会さとうきびづくり優秀農家収穫面積の部最優秀賞)、大里和幸(同振興会さとうきびづくり優秀農家品質の部最優秀賞)