美化活動や伝統行事の継承などに貢献

長年の活動に対する功績で万屋子ども会育成会に表彰状が贈られた

万屋子ども会育成会 全国子ども会連合会表彰伝達式

 子ども会やその活動の指導者・育成者の功績を称え表彰する(公社)全国子ども会連合会の表彰伝達式が6日、奄美市役所教育長室応接間で行われた。表彰は長年の環境美化活動や、八月踊りなどの伝統行事の練習に取り組んでいる笠利町の「万屋子ども会育成会」(諏訪貴彦会長)の貢献が評価されたことによるもの。諏訪会長(39)は、受賞を喜び今後の活動に気持ちを新たにした。

 万屋子ども会は、集落内の幼児から高校生会員まで33人で構成する。同育成会は育成者や指導者30人が所属。主な活動として、▽美化活動=漁港トイレの清掃や県道沿いの花壇手入れ▽伝統行事の継承=地域住民と連携し八月踊りなどの練習▽交流活動=夏のレクリエーション、クリスマス会などの異年齢集団活動を促進▽主体的活動=年3回、全会員が集まり、話し合いを実施―を挙げる。

 同市の子ども会などが全国子ども会連合会表彰を受けるのは、2013年度の有屋子ども会以来の快挙。万屋子ども会育成会の表彰は、1998年の大島地区子ども会育成連絡協議会表彰、2018年県子ども会育成連絡協議会の表彰以来3度目となる。

 表彰状を受け取った諏訪会長は受賞を喜び、「全国表彰ということで、とてもうれしい。自分たちの親の代から受け継いできた活動を、絶やすことなく続けたい。今後も子どもたちのためになる活動に取り組んでいきたい」と話した。