9万㌧級クルーズ船寄港へ

ミキ・ツーリスト社員らの説明を受けながら、地元でできる対策について意見を出し合った

 

 

来年5月名瀬港 観光対応充実に向け説明会

 

 

 「セレブリティクルーズ」社(本社・米国マイアミ)の所有するクルーズ船「セレブリティ・ミレニアム」(9万940㌧、294㍍、マルタ船籍)が2020年5月4日に奄美市の名瀬港観光船バースに寄港する。同社の日本代理店㈱ミキ・ツーリストは16日、奄美市名瀬の奄美大島商工会議所で島内の関係者に向けた説明会を行い、寄港時の観光対応の質向上への課題などの意見を交換した。

 同船はこれまで名瀬港に入港したクルーズ船の中で最大。今ツアーはミキ・ツーリストが同船をチャーターし催行するもので、横浜港発着。奄美大島のほか、那覇や石垣島、台湾の基隆(キールン)に寄港する。約2千人の乗客が見込まれており、その9割以上が日本人という(スタッフは約1千人)。

 この日の説明会では、奄美大島商工会議所の谷芳成会頭をはじめ、あまみ大島観光物産連盟の境田清一郎事務局長など観光・物産関係者が出席。ミキ・ツーリストの社員が、寄港に至る経緯などを説明。寄港時に船内見学の機会を設けることなどを検討していることが発表された。

 ほとんどの乗客の下船が見込まれるが、島内のバス台数の関係などからオプショナルツアーの参加人数は400~500人程度が限度。不参加の1500人への対応について同社員は「GWで家族連れが多く、歩いてでも出られる商店街などに促すようなことをしたい。イベントなどの前情報が欲しい」とし、船内に設置するため、マップやパンフレットなどの提供を求めた。

 また、谷会頭の「船内で奄美の文化・芸能を披露する場を設けられないか」との提案に対し、同社員は「実現したい」と前向きに回答。このほか、観光船バースから大浜海浜公園にシャトルバスを運行する案、バースでの手軽な飲食物の販売など行う案などが挙げられた。奄美大島観光物産連盟は今後、商工会議所だけでなく、市通り会連合会も含め受け入れ態勢拡充に向けた協議を深めるという。

 説明会後、谷会頭は「奄美に初めて来る人も多い。奄美を素晴らしいと思ってもらいたい。そのために市民がそれぞれ役割分担し、もてなすようにできれば」と語った。