「間違って利用しないで」

国が導入したプレミアム付商品券を取り扱っている店舗に掲げられているポスター。紫色が目印となる

市独自で実施する「ほーらしゃ券」の取り扱う店舗に掲げられているポスター。緑色が目印

プレミアム付商品券とほーらしゃ券
奄美市取扱店舗の確認徹底を

 奄美市は、増税による消費の落ち込みを防ぐため、国が導入した「プレミアム付商品券」(紫色)と市単独で例年実施している商品券「ほーらしゃ券」(緑色)の2種類の商品券について、利用できる店舗を間違って使用したケースが2件報告されたことを受け、市民に取扱店をしっかり確認するよう呼び掛けている。

 市商工情報課によると、2件はいずれも増税対策として国が実施する「プレミアム付商品券」のみ利用できる店舗で、取り扱っていない「ほーらしゃ券」を利用。レジの担当者も間違いに気づかず商品券で清算をしてしまったという。

 同課によると、ほーらしゃ券を利用できる店舗は市内に約270店舗あるが、本社を島外に置く大型スーパーなどは対象外となっており、取り扱いできない。

 両商品券とも、利用できる店舗には取り扱いを知らせるポスターなどが掲示されていることが多く、同課は「二つの商品券は紫色と緑色で区別できる。商品券を利用する際は、店舗で取り扱っている商品券であることを再度確認してほしい」としている。

 また、商品券を取り扱っている店舗に対しても、「誤って受け取ってしまった商品券は、換金できないので気を付けるよう」呼び掛けた。

 プレミアム付商品券は、住民税非課税世帯と2016年4月2日から19年9月30日までに生まれた子どもがいる子育て世帯が対象で、1人当たり2万円分(額面は2万5千円)で購入できる。一方、ほーらしゃ券は、対象者の制限はなく、1人10万円分(額面は11万円)まで購入できる。

 両商品券の取り扱い店舗などの問い合わせは市プレミアム商品券発行事業実行委員会事務局(市商工情報課電話0997―52―1111)へ。