24日クリスマスイブ

素材からこだわったケーキにデコレーションを施す「Sweets&Confiture Sonoka」のオーナーパティシエ・久野さん

ケーキ作り佳境に
「団らんのお手伝いうれしい」

 きょう24日はクリスマスイブ。前日となった23日、各地の洋菓子店などではクリスマスケーキ作りが佳境に入っていた。奄美大島内の店舗でも、スポンジ生地にクリームを塗ったり、デコレーションする作業で大忙しの様子だった。

 奄美市名瀬浦上町の「Sweets&Confiture Sonoka」(久野そのかオーナーパティシエ)の厨房では、イチゴの甘酸っぱい香りが漂う厨房に、所狭しとスポンジ台が並んだ。同店では4種のクリスマスケーキを用意。こだわりのバタークリームケーキの予約が特に多いそうだ。

 同店では19日ごろからクリスマスケーキ作りが始まり、21日ごろから本格的にスタート。24日がピークで、期間中には普段の20~25倍の量にあたる130個程度の予約が入っている。普段はスタッフ数1~2人のところを、23・24日は久野さんが開くお菓子教室の生徒らがアルバイトとして駆けつけ、5人で対応している。

 帰省した家族らと共にケーキを囲むという家庭もあり、26日までケーキ作りは続く。また、近年は核家族化の影響もあり、小さめのサイズの需要が高まっているとのことだった。久野さんは「皆さんで和気あいあいと囲んでもらえれば。団らんのお手伝いをできることが作り手としてはうれしい」と語った。