式終了後、会場の屋外で記念写真を撮影した新成人ら
曇天に負けぬ晴れ姿で笑顔
「わきゃ手で島に貢献」
瀬戸内町の2020年成人式(同町教育委員会など主催)が4日、同町古仁屋のきゅら島交流館であった。今年は新成人83人(男41人、女42人)が出席。令和初の新成人らは当日の曇天に負けない晴れ姿で式に臨み、大人への仲間入りや、旧友との再会を喜び笑顔を咲かせた。
式はジュニアホノホシ太鼓の勇壮な演奏で幕開け。中村洋康教育長は「これからは自分自身の判断をしなければならない。他に依存することなく、自身の決断に責任を持ってほしい。皆さんの夢や希望は可能性に満ちている。失敗を恐れず挑戦を続けてもらえれば」と新成人らに激励のメッセージを込めた式辞を述べた。また、鎌田愛人町長と岡田弘通町議会議長も祝辞を贈った。
祝唄代わりに新成人の勇アキラさんがサックスを演奏。同じく新成人の登島由衣さんのピアノ伴奏に乗せて届けられた軽やかな音色は、会場を訪れた保護者や来賓らも魅了した。また、小学生時代からの写真をスライドショーで振り返るプログラムもあり、新成人らの笑い声が響いた。
新成人を代表し福田海地さんと根本こなつさんが登壇。2人は「新成人としての喜びをかみしめるとともに、責任の重さを痛感。わきゃ島に誇りを持ち、わきゃ手で島に貢献できれば」(福田さん)、「家族や友達に感謝でいっぱい。純粋な気持ち、子どもの心を忘れない素敵な大人になりたい」(根本さん)と抱負を述べた。