帰省、観光利用で好調

家族連れの帰省や観光で、年末年始の航空利用は好調さを示した(奄美空港、1月4日撮影)

航空各社 年末年始利用実績
初の徳之島臨時便も

 航空各社は6日、2019年度年末年始期間(12月27日~1月5日)の利用実績を発表した。奄美関係路線のピークは、下りは28~30日、上りは3~5日。各社とも、期間中は官公庁の仕事納め(27日)以降、満席か、もしくはそれに近い状況で推移し、帰省や観光利用で「概ね好調だった」とまとめた。

 奄美群島各空港の発着便利用実績をみると、日本航空(JAL)、日本エアコミューター(JAC)、琉球エアーコミューター(RAC)のJALグループを合わせた路線の提供座席数は、前年同時期比2・7%増の4万5872席に対し、旅客数は同4・1%増の3万2362人で搭乗率は70・6%だった。

 到着地別搭乗率では、奄美空港発着便の東京(羽田)が86・9%、大阪(伊丹)が77・8%だったほか、群島内から九州(福岡、鹿児島)は70・1%、沖縄は87・6%。群島離島間は48・3%となった。

 また同グループは初めて徳之島―大阪(伊丹)間で臨時便を就航。12月31日、1月3日で1往復し、計345人が搭乗。搭乗率は90・8%を計上した。

 なお奄美大島―東京(成田)、大阪(関西)間を就航する格安航空会社ピーチ・アビエーションの国内全路線の搭乗率は91・2%(前年度同時期89・6%)。奄美大島―鹿児島間を就航しているスカイマークの同搭乗率は89・3%(同87・3%)とそれぞれまとめた。

 今回の年末年始休暇は最大9連休。各社実績は期間の始まりと終わりに利用が集中していた。