旧正月イベント盛況

餅つき大会などで盛況だった旧正月イベント(名瀬中央通りアーケード内)

名瀬アーケード街 餅つき、ぜんざい振る舞う

 奄美市の名瀬中央通りアーケード商店街振興組合(泉松雄理事長)は1日、同商店街で旧正月(旧暦の1月1日)にちなんだイベント「旧正月2020」を開いた。アーケード街では餅つき大会やぜんざいが振る舞われ、来場者が祝い日だった昔を懐かしんだ。

 同組合は、買い物客の減る午後の時間帯での集客イベントを企画。今回4回目を数える。

 餅つき大会は2回行われ、家族連れが列をつくり、杵を持った子どもが力いっぱいついた。用意した20㌔のもち米がつき上がると丸めて振る舞い餅にして配ったほか、ぜんざい200杯も無料で振る舞って、来場者に喜ばれた。

 関連イベントの路上ステージではライブやダンス、振舞酒もあり、通りは夕暮れまで人出であふれた。同組合関係者は「今年も土曜の昼下がりがにぎやかになった」と話した。

 家族と訪れた同市笠利町屋仁の前島二葉ちゃん(4)は餅つき後、「人がいっぱいで楽しい。早く餅を食べたい」と笑顔だった。