感触や呼吸に興味津々

松橋さんの教えで徳之島にもいるヘビ・アカマタを恐る恐る持つ子どもたち=2日、天城町防災センター

生きものカメラマン・松橋さんら指導
「あまぎ学」課外学習で

【徳之島】生きものの持ち方教室in天城町「持ってみよう!世界の生きものたち」(天城町企画課・奄美自然体験活動推進協議会主催)が2日、同町防災センターであった。“生きものカメラマン”の松橋利光さん(50)と奄美海洋生物研究会の木元侑菜さん(28)が講師として立ち、約15種の生きものたちの触り方を説明。訪れた子どもたちは珍しい動物に興味津々。動物の呼吸や感触などを実際に触れることで、身近なものとした。

イベントは同町の世界自然遺産学習「あまぎ学」の課外学習イベントとして、子ども達に生きものに触れ、身近に感じてもらおうと実施したもの。この日は76人の子どもたちが参加した。

生きものの探し方のレクチャーや、クイズなどを経て、実際に触る体験に。アカマタ(長さ約1㍍)やボールパイソン(同1・2㍍)がケースから取り出された際には悲鳴に近い歓声も。子どもたちは松橋さんに教わった通り、噛まれないために首を持つ方法で恐る恐る触っていた。

カエルやカニ、サソリなど、生きものに触る体験を一通り終えた後、松橋さんは「外で生きものにあったとき、知らない生きものは触らないように」と注意をした上で、「触ることでどこが動いているか、どんな生きものかがわかる」と実際に触れる大切さを語った。

参加した西阿木名小6年の嶺ちはるさん(12)は「アカマタの力が強くびっくりした。中には尻尾を切る生きものもいたりして、持ち方に気を付けなければいけないことを知った。もっといろんな生ものを学び、触ってみたい」と話した。