「2020AMAMI市美展」が開幕し、多くの来場者が会場を訪れ作品鑑賞を楽しんだ
美術、写真、書道740点展示
開会式や表彰式で祝う 11日まで
奄美市などが主催する「2020AMAMI市美展」が8日、同市名瀬の奄美文化センターで開幕した。美術、写真、書道の3部門から選ばれた入選作品740点を展示。開会式や表彰式に大勢の受賞者・観衆が訪れ、アートを楽しむ人でにぎわった。11日まで。
同展は、地域に作品発表の場と鑑賞の場を提供しようと今年で40回目。全国の小学生から一般までの3部門に、前回を93点上回る1514点の応募があった。
開会式は、シマ唄による祝福で幕開け。同実行委員会会長で朝山毅奄美市長はあいさつで「どの作品にも思いと努力の成果が表現されており感銘を受けた」など作品を評価した。
表彰式では、市美展賞に輝いた吉村英彦さん(美術部門)、積信一さん(写真部門)、森田美和さん(書道部門)の3人をはじめ入賞者一人ひとりが壇上で表彰。小学生、中学生、一般など部門別入賞者には、協賛企業の代表らから、直接賞状が贈られた。
一方の展示ギャラリーでは、実際の絵画や書の展示を前に、来場者らがパンフレットを手に作品を鑑賞。中には作家らが直接作品解説を行うなど、多くの人が創造力あふれる地域のアートと触れ合った。
同実行委・岬眞晃副委員長は「年々作品レベルも上がり、県内でも注目の展覧会。期間中は気軽に足を運び、充実の作品を観てほしい」と多くの来場を呼び掛けた。
展示時間は午前10時~午後6時(最終日は同5時)。入場料は一般200円で、高校生以下が無料となっている。