マイナンバーカードの申請手続きを行う市職員
奄美市は、市役所(名瀬総合支所)2階市民課窓口で行っているマイナンバーカードの申請・交付の窓口受付業務について、19日から3月11日までの毎週水曜日に限り、受付時間を午後6時まで延長する。年度末を控え、マイナンバーカードを利用した確定申告の電子申請(e―Tax)を行う市民の利便性向上などが目的で、同市市民課は「マイナンバーカードがあれば、コンビニで住民票や印鑑証明なども発行できるので便利。この機会に申請してほしい」と呼び掛けている。
市民課によると、同市のマイナンバーカード交付件数は8621件(2日現在)で交付率は19・9%。全国の交付率が約15%にとどまるなか、県内自治体で2番目に高い交付率となっている。申請件数は1万428件で、申請は済ませたものの、受け取りに来ていない未交付も248件あるという。
申請には、印鑑と個人番号が記載された通知カード、運転免許証やパスポート、身障者手帳、在留カードなどの本人確認書類が必要で、健康保険証や年金手帳、離島割引カード、学生証などもいずれか2点を提示することで本人確認が可能。
マイナンバーカードは、個人番号が記載された顔写真付きのカードで、本人確認のための身分証明書として利用できるほか、自治体サービスやe―Taxなどの電子証明書を利用した様々なサービスが利用できる。
16年度から交付手続きが開始されているが、交付を受けず同カードの通知カードのみを所持している人がほとんどで、市民課の担当者は「マイナンバーの交付手続きについて、知らない人も多い。通知カードの紛失などの相談も受け付けているので、ぜひ窓口を訪ねてもらいたい」としている。マイナンバーに関する問い合わせは市民課(電話0997―52―1111)へ。