出席者を前にあいさつをする、平山徳廣会長
熱心に聞き入る出席者を前に講話する、西郷歩美都議
【東京】西郷隆盛敬天愛人の会(平山徳廣会長)はこのほど、新宿区の料理店・三平で2020年総会を開催した。会には西郷隆盛家四代目・西郷吉太郎さんらゆかりの人や敬天愛人の会会員、来賓らが多数出席、にぎやかなひと時を堪能していた。
来賓、会員合わせて75人を前に平山会長は、「今年も西郷隆盛の精神状態を学んで、充実した1年にしていきましょう」とにこやかに語り掛けた。続いて19年度の事業報告などがされた。
来賓を代表して、三州倶楽部・本田勝彦会長が、「難しい時代になった今こそ、西郷隆盛の精神は必要だと痛感している。南洲遺訓を改めて勉強しました」と語った。ほかに、西郷隆盛東京顕彰会・隈元泰弘会長、関東鹿児島県人会・中島治三郎会長、鹿児島県東京事務所・松下正所長があいさつした。
その後、西郷歩美都議の講話に。高校時代にアーチェリーに打ち込み、全国2位になったことや母親が徳之島生まれなど自己紹介したほか、青山にある西郷家の墓地の清掃をきっかけに嫁いだと述べた。また、「糸さんはやりくり上手で西郷隆盛を役者のようだと周囲に語っており、美男子と思っていたはず」などのエピソードや、鶴岡シルクと糸夫人との関係を解説した上で、「本家に嫁ぐことは大変だったはず」。五代目・西郷隆太郎さんの夫人として奮闘する立場で推測すると、出席者は興味深く耳を傾けていた。
参加者全員での会歌「偉人・西郷隆盛」の斉唱で始まった懇親会では、西郷吉太郎さん、東京奄美会・大江修造会長らがあいさつ。余興では、内弘志相談役の「小兵衛哀歌・激動」や東京奄美会女性部有志による「おはら会踊り、島踊り」なども披露され、会を盛り上げていた。