龍郷漁業集落が開いたマグロの解体ショーには大勢の観衆が詰め掛けた
龍郷町の魅力が一堂に会するイベント「第21回龍郷町民フェア」(同実行委員会主催)が16日、同町のりゅうゆう館であった。会場では、舞台発表や即売会、各種表彰や記念講演など多彩なプログラムを展開。町内外からは大勢の来場者が訪れ、龍郷町の産業や食、伝統文化を通してふれあいの輪を広げた。
イベントは、同町の豊かな産業と文化、健康の保持・増進活動を広め、町民の生活や文化、福祉の向上や産業の振興を目的に毎年開催。「歴史と文化をつむぎ、未来へつなぐまちづくり龍郷」をテーマに、会場にはあふれんばかりの催しが並んだ。
竹田泰典町長は開会式で「町づくりの主役は町民一人ひとり。様々なイベントで、交流とふれあいの輪を広げて」とあいさつ。産業、健康、生涯学習などの部門別町民表彰を皮切りに、フェアは開幕した。
屋内では、児童生徒や保育園の子どもたちによるダンスや合唱、創作劇などに家族や親子が熱狂。学校紹介や作品展示、大島紬の展示コーナーでは、豊かな個性や創造力あふれる町民のアイデアを体感した。
屋外では、青空市場と題した地域の野菜や苗木などの即売会に、各種バザーや飲食ブースなど20店舗以上が軒を並べ「盛況、盛況」と喜びの声。午前11時に行われたマグロの解体ショーでは、あふれんばかり人が詰めかけて大盤振る舞いの「近大マグロ」に舌鼓を打った。
この他、熊本県菊池市やさつま町も交流を深めようと地域の名産を出品し、地元をアピール。西郷菊次郎のミュージカル制作に向けた松永太郎氏の講演や景品が当たる抽選会なども人気で、多くの人が龍郷町の産業・文化を通して、笑顔の一日を楽しんだ。
(表彰関係は後日掲載)