縁のある龍郷町を表敬

龍郷町役場で竹田泰典町長(前列中央)を表敬訪問した福島県の「いわき市テニス協会」メンバーなどテニス愛好家一行ら(提供写真)

いわき市テニス協会メンバーら
テニス交流、観光楽しむ

 福島県いわき市、山形県、東京都などのテニス愛好家13人は17日、龍郷町の竹田泰典町長を表敬訪問した。関係者によると、いわき市長を3期12年務めた田畑金光氏(1914年~2013年、龍郷町名誉町民)が同町芦徳出身だったことや、2003年に開かれた年輪ピック硬式テニス試合に芦徳出身の中原輝久さん(80)=奄美市名瀬在住=が参加し、今回来島した「いわき市テニス協会」メンバーらテニス愛好家と交流が続いていたことからその縁で「今回は奄美で交流し、観光を楽しもう」と来島が決まった。

 来島したのは、いわき市6人、山形県内5人、東京都1人。うち10人は初来島。中原さんが案内役を務めた。中原さんによると、全国70歳代ベスト4の実績を持つ吉村正さん(79)=東京都在住=も来島した。

 いわき市テニス協会の西原健一理事長によると、いわき市と山形県メンバーは、年1回交互に硬式テニス交流試合を開催し、親睦を深めている。

 03年の年輪ピック硬式テニス試合に中原さんが参加し、持参した黒糖焼酎を懇親会で参加者と一緒に飲んだことが交流の始まり。

 来島一行は17日、西郷南洲謫居跡を見学した。18日午前は、名瀬運動公園テニスコートで奄美のテニス愛好家約10人と交流試合に臨み、午後は観光を楽しんだ。19日も観光を楽しみ、20日に帰路に就く予定。

 西原理事長は「奄美は暖かいと思っていたが、寒い。今年はいわき市で交流試合を計画しており、奄美のメンバーも参加してくれることになった」と喜んでいた。