徳之島混声合唱団 元団員やゲストも共演

元団員やスペシャルゲストも交え「第九」の合唱も。徳之島混声合唱団第20回定期演奏会=22日、徳之島町

混声合唱を根付かせ節目の第20回定演

 【徳之島】徳之島混声合唱団(蔵本正史団長、団員25人)の第20回定期演奏会が22日、徳之島町文化会館ホールであった。節目の定演には、島外在住の元団員(招待団員)ら12人も加わり共演。スペシャルゲストとして霧島国際音楽ホール・みやまコンセール協力演奏家4人も出演して花を添え、第九の全体合唱でも楽しませた。

 「我(われ)歌う ゆえに我あり 合唱なくして 何の人生ぞ」。元徳之島高校教頭の田仲武憲さんが同島に混声合唱団の種子をまいて丸20年(昨年6月)。島民劇や地域のコンサート、合唱祭、町文化祭などにも積極的に賛助出演。混声合唱の音楽文化の根を張り、枝葉を伸ばしている。

 演奏会はオープニング曲「KIBAⅠYANSE」で開演。招待団員たちも交え第1部(友人や愛する人を偲んで)では、「花は咲く」「明日へ」などの楽曲。第2部(友人や愛する人と学んで)では、男声、女声それぞれの魅力も披露。みやまコンセール協力演奏家(声楽)の八木まゆみ、下茂大二郎さんらもホームソングメドレーで魅了。会場のちびっ子たちのダンスも交えた「パプリカ」などの全体合唱でも楽しく交流。

 そして、第3部(友人や愛する人のいる人生のすばらしさ)では、ベートーヴェンの第九(交響曲第9番第4楽章)の合唱で締めくくった。

 同合唱団の練習日は毎週木曜日午後8時~10時まで徳之島町合同会館(亀津)。「経験者・初心者・お子様連れでも歌が好きな方なら年齢性別を問いません」(蔵本団長)と団員募集中。電話090―1972―8660(同団長)。