西康範さんが撮影した「ツクシヤマザクラ」
開花し見頃迎える
宇検村田検の「ツクシヤマザクラ」が開花して、見頃となっている。奄美市名瀬の西康範さんが8日、花が咲いているのを撮影した。この日は前日の雨模様から天候が回復し青空が広がり、純白の花を咲かせた枝が日差しを浴びて緑を背景に鮮やかに輝いていた。
現地のツクシヤマザクラは、100年以上前に田検集落に住んでいた西山梅次郎という人物が植えたとされ通称「梅次郎桜」と呼ばれている。
花が咲く時期には見物客が訪れるので、毎年集落の青壮年団がボランティアで周辺の伐採やごみ拾いなどを実施している。
開花状況について、西さんは「3月上旬が花期で、昨年と同じくらいに開花したとみられる。今が満開を迎えつつあるのでは。もうしばらく花を楽しめるだろう」と話した。
また、サクラの周辺では絶滅危惧種のヒメキセワタや、シマイズセンリョウなども観察できるという。