母校をPRする看板設置に汗を流す参加OBら
生徒増に「期待」
看板設置し母校応援
奄美市笠利町の大島北高校の卒業生らでつくる「前田ケ丘同窓会」(平川久嘉会長)と「同校教育振興協議会」は19日、母校を応援しようと龍郷町中勝の国道沿いに学校をPRする「看板」を設置した。設置作業を終えた平川会長は「小さな学校だが、生徒が活性化し魅力ある学校になればと設置した。生徒が少しでも増えるきっかけになれば」と期待を込めた。
看板は、生徒が作成した「君の未来はここにある大島北高」のキャッチフレーズに、同高のイメージカラー・青で着色。縦89×横396㌢で、昨年の台風で破損した同校前に設置していた看板を、修繕・補強し直し再利用した。
設置場所には、龍郷町中勝の㈲重信重機整備工場が会社敷地内を無償で提供。看板土台の鉄パイプは平田鉄工が寄贈するなど、大勢のOBが協力した。
この日は新型コロナウイルス対策として、最少人数の8人で作業を開始。母校の活躍に思いを馳せながら、重機でパイプを埋めたり、針金で看板を固定したりと、約1時間汗を流した。
設置を手伝った同高・中須康文教頭は「みなさんの尽力には感謝しかない。今後も魅力ある学校づくりに努めたい」と謝意。平川会長は「今は地方重視の時代。私たちが負けないように応援することで、世界に羽ばたく学校になってほしい」とエールを送った。