大和村役場業務、仮庁舎に

5月7日から大和村の仮庁舎となる同村防災センター

5月7日から
防災センターなど移転

 大和村は5月7日から、役場庁舎の耐震補強工事のため、窓口などの全ての役場業務を仮庁舎となる同村防災センターなどに移転する。工事完了は来年1月中旬ごろの見込みで、担当者は「場所が変わってもサービスを低下させないよう取り組みたい。ご不便をお掛けするが、ご協力願います」と理解を求めた。

 工事は、庁舎の耐震基準を満たすためのもので、2019年12月に課長級の内部検討委を立ち上げ検証してきた。新築移転や建て替え案もあったが、利便性や事業性、安全性などを考慮し判断。28日の同村臨時議会で承認を得た。

 本庁舎にある窓口のほとんどが同村防災センターに変わる。産業振興課と教育委員会は本庁舎向かいの産業振興センターに引っ越し、議場のみ従来通りに使用する。

 村民へは、業務移転を知らせるチラシを各集落の区長を通して配布し周知。GW明けから工事に着手し、来年1月中旬の完成を目指す。

 事業費は約3億7000万円。完成後は震度5強程度の地震に耐えられるという。

 なお、各課の配置は次の通り。

 【大和村防災センター】▽1階 会計課、住民税務課、保健福祉課▽2階 総務課、企画観光課、建設課▽3階 議会事務局
 【産業振興センター】▽1階 産業振興課▽2階 教育委員会事務局