希少種盗掘・盗採の抑止力に

カメラ設置・点検の様子(提供写真)

設置された看板(同)

センサーカメラ設置

 奄美大島5市町村でつくる奄美大島自然保護協議会(会長當田栄仁奄美市プロジェクト推進課長)が奄美大島・加計呂麻島・請島各所にセンサーカメラを設置した。希少生物の盗掘・盗採防止のためのもの。合わせて看板も設置し、盗掘・盗採の抑止を図る。

 同会ではこれまでも山中のパトロールを行ってきた。カメラの設置で、パトロールの強化・効率化を図る。県大島支庁の2019年度地域振興推進事業として実施。総事業費は194万4千円。

 奄美大島・加計呂麻島・請島各所に3月、30台のカメラを設置。これらのカメラは付近を人や車が通ると自動で撮影し、撮影日時などの情報を記録する。

 同時に、「カメラ設置」の旨を伝える看板も設置し、盗掘・盗採の防止を呼び掛けている。

 同会では、今後撮影された映像の分析を行っていく方針。