会員の説明を受けながら製品を選ぶ県大島支庁職員
「知識・製品身に付けPR」
紬協組女性部会招き支庁職員対象
県大島支庁総務企画課は16日、同庁職員を対象に大島紬の知識と理解を深めるため、研修会、販売会を行った。販売会では本場奄美大島紬協同組合女性部会(前田紀子会長、部会員25人)を招き、7人の会員がそれぞれ製品を紹介した。
同会は14回目。研修会では同課の岩永久人課長、前田会長のあいさつ後、大島紬の歴史や製造工程、種類などを紹介したDVDを鑑賞。「登録商標」の存在や、奄美と鹿児島の表記や登録への基準の違いも説明された。
鑑賞後の販売会で職員は、大島紬の名刺入れ、アクセサリーなどの小物から、バッグやポロシャツ、ストールまでさまざまな製品を手に取り、肌触りや柄の違いなどを確かめた。名札を首からかけられるストラップもあり、実用性で注目を集めていた。
今年度、鹿児島本土から同課に赴任した川路恵子さんは「親戚のお祝いにネクタイを購入した。大島紬の工程などは今回初めて詳しく知った。これから本土の人にもPRしていきたい」と話した。
前田会長は「これを機に大島紬に興味を持って、島内のお店にも足を運んでほしい。まずは歴史や技術を知り、楽しく買い物して周りの人に良さを伝えてもらえたら」と語った。