古仁屋高校がオンライン説明会

古仁屋高校

オンライン説明会に臨む在校生ら

南の島に「留学」しませんか
地域みらい留学に参加 全国の中学生に魅力訴え

 瀬戸内町の県立古仁屋高校がこのほど、地域みらい留学(一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム主催)のオンライン学校説明会に参加した。学校や寮生活、地域の魅力を、留学を検討する全国の中学生らにアピールした。

 地域みらい留学は、学生らが都道府県の枠を超えて各地域の魅力的な高校に進学できるプログラム。同校と、同町役場企画課古仁屋高校活性化対策室がタッグを組み、全国から進学を希望する生徒を受け入れている。

 例年は教員や同町職員らが東京・大阪の説明会に赴いているが、今年は新型コロナウイルスの影響により初のオンライン参加となった。在校生・教員・町職員・寮のコーディネーターが同校会議室から、画面越しに魅力をアピールした。

 7月25・26日に「小規模校の魅力」「寮生活の魅力」という二つのテーマでPR。同校の特色や在校生の生き生きとした学校生活の様子を紹介した。8月7日・8日に、詳細を知りたい進学希望者向けの個別説明会を行った。全国から9人の中学生が参加し、疑問点などを質問した。

 参加した中学生からは「休みの日はどこに買い物に行きますか」「地域とはどんなつながりがありますか」「緊急時に病院を受診できますか」などの質問が飛び出した。個別説明会を受けて「分かりやすかった」などの感想が出た。

 「実際に学校を見学してみたい」との声も多く挙がったが、「『新型コロナウイルスが落ち着くまで待ってください』としか回答できないのが口惜しかった」と同校の吉井秀一郎教頭。「見学が叶うことを祈っている」と、入学希望者らに会うのを楽しみにしている様子だった。