観光物産連アンケート公表

海の青さに感動した意見が多かった観光満足度アンケート(写真は大浜海浜公園)

満足度61・6%も「交通」など課題指摘
受け入れ感謝コメント

 一社・あまみ大島観光物産連盟(有村修一会長)はこのほど、今年7月に行った観光満足度アンケートの結果を公表した。新型コロナウイルス感染拡大防止で移動機運が高まっていない中、観光目的で奄美大島を訪れた意見をまとめた。全体満足度は61・6%と概ね高評価。受け入れてくれたことに感謝するコメントを残した一方、宿泊や交通、観光施設の分野では前年度実績(年平均)に比べて評価は軒並み下がっており、観光面の課題も露呈した格好だ。

 アンケートはインターネットを通じ、項目別満足度とフリー意見を募ったもの。7月中の1カ月間で112人が回答した。

 全体満足度は前年度実績に比べ2・6ポイント上昇。そのほかリピーター率44・6%(前年度38%)、平均消費額約7・2万円(同5・7万円)、平均宿泊数2・9泊(同2・6泊)といずれも伸びており、回答者から「コロナの時期に受け入れてくれてありがとう」「食べ物、体験が充実」「もてなし、サービス全て良し」と満足する言葉が続いた。

 一方で個別評価は厳しい。宿泊38・4%、食事44・6%、おみやげ25%、観光施設20・5%―では前年度比で4~5・3ポイント減。全体評価に比べ、それぞれのサービスに対し不満足との結果が出た。

 とりわけ「おみやげ」「交通」「観光施設」については満足度が2割台にとどまっている。

 公表されたコメントでは、「シーズン中はバス増便を含むアクセス改善を」「バス停がないなど案内情報が古い」といったレンタカー以外の交通機関への注文が目立ったほか、「観光案内板が少ない・見にくい」「道路車線が消えかかっている」「施設の観光情報が更新されていない」など使い勝手の悪さに意見している。

 同連盟はコロナ禍での店舗側の対応、感染対策への指摘が目立ったとして、改善を求める意見には関係機関と連携して取り組む姿勢だ。境田清一郎事務局長は「レンタカー主体の観光態勢に不満を持つ意見も少なくない。今後の受け入れのためにも島内観光の“足”の確保も検討していく必要がある」と話した。