夏も元気に!暑気払い料理に挑戦

暑気払いをテーマに5品の献立を調理した奄美市老人クラブ連合会名瀬支部の料理教室

市老ク連名瀬支部 金久分館で料理教室

 奄美市老人クラブ連合会名瀬支部(俵久子支部長)は24日、奄美市名瀬の金久分館で「料理教室」を開いた。男性3人を含む10人が参加。男性陣らもおぼつかない手つきで包丁を握ったり油物を揚げたりと、夏も元気にと暑気払いのメニュー作りに挑戦した。

 教室は、メンバーが「いつまでも元気に」と今回が3回目。男性陣にも料理参画の一歩にしてもらおうと簡単メニューをそろえ、包丁の使い方講習なども実施した。

 実習ではクラブの料理名人・高尾野壽さん(87)指導の下、夏の暑さを吹き飛ばそうと〝暑気払い〟をテーマに元気の出る献立・5品に挑戦。「鶏肉・エラブチの唐揚げ」「イセエビ汁」「酢の物」など、二つの班に分かれて調理した。

 唐揚げでは、隠し味にショウガをすり下ろして下味をつけ、パリッとした食感にするため時間を空けて二度揚げした。高尾野さんは「料理は味や匂いに見た目でも決まる」と、彩りにパプリカの素揚げを添えたり、酢の物にはシラス干しを散らしたりと、ひと手間加えた調理を提案した。

 タコの刺身作りでは、男性陣が包丁を握って初めての「波切り」にもチャレンジ。高尾野さんの実演を参考に、包丁をねかしてそぎ切りも「厚くてデコボコ」と、顔を見合わせながら大きな笑い声を上げていた。

 初参加の同会・川上和満事務局長は「料理はほとんど経験がなく、改めて手間と技術がかかるものだと実感した」と話し「自分で作ったので味は格別。家でも進んで勉強したい」と笑顔で話した。

 この後は、客人も招きみんなで試食を楽しんだ。