奄美署一日署長を務め交通安全を呼び掛けたサーモン&ガーリック
式後、白バイやパトカーがパトロールに出発した
21日から始まる秋の全国交通安全運動を前に奄美署(中野誠署長)は18日、奄美市名瀬の多目的屋内練習場サンドームで「出発式」を開いた。秋は日没が急激に早まるなることで事故が増える時期。シマ唄バンドの「サーモン&ガーリック」が一日署長を務め、ルールとマナーを守った安全運転を呼びかけた。
県の運動スローガンは「ルールとマナー、乗せて走ろう秋の道」。重点項目に、▽子どもなど歩行者の安全と自転車の安全利用の確保▽高齢者などの安全運転の励行▽夕暮れ時と夜間の交通事故防止と飲酒運転などの危険運動の防止―の3項目を掲げた。
この日は、奄美署に市・県職員、地域交通安全活動推進員など約40人が参加。サーモン&ガーリックの新元一文さんと城平一さんを一日署長に任命し、県交通安全協会奄美地区協会による伝達表彰なども行った。
式で中野署長は、今年管内の交通事故について「数は若干減少傾向にあるが、2人がすでに亡くなっており厳しい現状に変わりはない」と報告。「秋は夕暮れ、日没が早くなる時期。早めのライト点灯、夜間は明るい服装などを心掛けていただきたい」と呼び掛けた。
朝山毅奄美市長は「これを機に運転マナーや法令順守へ今一度意識を高め、みんなでよりよい街づくりに努めよう」と激励。新元さんは「事故は警察だけではなくならない。市民一人ひとりが交通ルールを守ることで成り立つもの」と呼び掛け、得意の漫談で会場の笑いなどを誘った。
この後は、交通安全を祈願してサーモン&ガーリックが歌を披露。2人の号令で、白バイやパトカーがパトロールに出発した。
なお同日は、龍郷町でも出発式が行われた。
被表彰者は次の通り(敬称略)。
【全日本交通安全協会・交通安全栄誉賞緑十字銅章】池田卓郎、名富峯子