奄美市プラットフォーム総会

3議案を承認した2024年度奄美市SDGs推進プラットフォーム総会

SDGs推進、会員主導型へ
新会長に林氏、3議案承認

官民で構成する「奄美市SDGs推進プラットフォーム」の2024年度総会が28日、奄美市名瀬のワークスタイルラボであった。3議案を承認し、組織体制の移管に向けた新会長にはAMAMIバリュープロデュース代表の林晋太郎氏が選任。多様な主体による活動展開を念頭に、会員主導型の組織運営を目指していくことで一致した。

組織は、SDGs推進に取り組む会員の情報交換や交流、事業の導入検討を通じた持続可能な社会の構築を目指し2022年に設立。市総務部プロジェクト推進課を事務局に、企業や団体、個人ら73会員が登録している。

議事では、これまで主体だった市から会員主導の組織運営体制に移管する案が事務局から提案された。目標が多岐にわたることから「多様な主体で活動すべき」と理由が説明。将来的には会員主導の事務局運営も目指すという。

23年度は、あまみSDGsアワードや奄美SDGsフェスタなどのイベントを始め、情報発信や会員交流、研修会などの事業に取り組んできた。24年度は、高校未来コンソーシアムや会員奉仕活動などを新たに計画。新会長に林氏の他、アドバイザーには、BBT大学大学院教授の谷中修吾氏の就任を承認した。

新会長の林氏はあいさつで「奄美は自然や文化など、ありのままでSDGsを体現している。プレイヤー同士がワクワクできることが大事。地域に波及できるよう前に進めていこう」と呼び掛けた。

総会後はワークショップを実施。会員らが交流を深めた。