明生関等身大パネル設置

明生関の地元で等身大パネルが設置されている(瀬戸内町きゅら島交流館内)

きゅら島交流館にお目見え
立ち姿、土俵入り姿で

 大相撲幕内力士の明生関(25)=瀬戸内町阿室釜出身、本名・川畑明生さん=の等身大パネルが6日、同町古仁屋のきゅら島交流館のエントランスにお目見えした。身長180㌢、体重151㌔の立ち姿と土俵入りの2種類。郷土出身力士の活躍を願い、来場者はパネルに見入った。

 地元期待の力士を応援しようと同町後援会(会長・鎌田愛人町長)が企画、設置。今年9月、明生関と所属する立浪部屋側に協力を打診したところ快諾したという。

 パネルは後援会が十両昇進時に贈った化粧まわしを着け、部屋の土俵で撮影。町内で立ち姿(高さ185㌢、幅90㌢)と土俵入り(高さ160㌢、横130㌢)の大きさで制作された

 七月場所で十両優勝し、返り入幕した九月場所では東前頭13枚目で9勝6敗の成績を残した明生関。場所後、1年ぶりとなる幕内での勝ち越しに「相手の動きに反応する相撲が取れた」と振り返り、8日から始まる11月場所(両国国技館)に向け「勝ち越し、二けた(勝ち)、優勝を狙いたい」とコメントした。

 事務局は「新型コロナウイルスの感染拡大の影響で十両優勝、幕内勝ち越しを地元で祝うことができなかった。そうした頑張りに少しでも応えたかった」と企画意図を説明。設置期間は決めていないが、「この機会に明生の迫力を感じてほしい」と来場を呼び掛けている。 

 この日家族と訪れた同町古仁屋の岡野鷹之心くん(5)は「かっこいい。強そうに見える」とパネルを見つめた。