「不燃ごみ展開検査」立会いで、ごみ分別の現状を確認した徳之島町女性連代表ら27日、徳之島愛ランドクリーンセンター(伊仙町)
【徳之島】徳之島愛ランドクリーンセンター(伊仙町目手久)の今年度第8回「不燃ごみ展開検査」が27日、徳之島町地域女性団体連絡協議会(米良洋子会長)の役員や会員代表ら23人を立会人にあった。女性の立場から資源ごみの分別・回収の状況や、同不徹底による機器故障で貴重な財源(税金)が費やされている現状も再認識した。
不燃ごみの展開検査は、徳之島愛ランド広域連合(3町で構成)と同クリーンセンターがごみ分別の徹底、減量化、資源リサイクルなどの推進、普及活動の一環で昨年6月から開始。各種団体や住民代表などを対象に8回目、延べ130人の参加となった。
広域連合(佐平勝秀事務局長)側は現状について「以前は注射針の混入も。充電電池(リチウム電池など)は強い衝撃を与えると発火。昨年は3件の発火事故が起きた」など説明、分別の徹底を要請。不燃ごみ置き場や焼却炉前のプラットホームでごみ袋を開封して分別の現状を検証。ペットボトルについてはラベルとキャップの除去率が他町を上回っている状況も確認。検査・見学を基に意見交換した。
女性連側からは「前回は、缶類の違反ごみは目立たなかったが、今回は不燃ごみ袋(赤)で出されているのが多くショックだった」や、「なぜ違反シールを貼られたか本人は分かってないと思う。『缶類は資源ごみ袋(黄色)入れる』など分かるようにして欲しい」と、広報・周知を求める意見もあった。
広域連合側は「他自治体に比べて徳之島のごみに対する意識は最低。大人がポイ捨てをして、子どもたちが拾うのはおかしな話。大人が手本となって分別し、ごみに対する価値観を植え付けることも大事」として、女性の立場からの啓発協力も要望した。