21年産バレイショ出発式 知名町

テープカットする関係者ら=知名町=

出荷量3500㌧計画
高値取引願う

 【沖永良部】2021年知名町産バレイショ「春のささやき」出発式・出荷協議会が11日、JAあまみ知名事業本部バレイショ出荷場であった。今期は出荷量3500㌧(前年実績3950㌧)を計画。集まった関係者らは、高値取引を願いながらバレイショを満載したトラックを送り出した。

 JAあまみ知名事業本部園芸振興会、あまみ農業協同組合知名事業本部が主催。新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小して行われた。

 今期の作付面積は268㌶(前年栽培面積249㌶)。品目別でメークイン67㌶、ゴールド145㌶、アローワ7㌶、ニシユタカ49㌶となっている。 

 生育状況は、早植えの冷蔵種子については、植付期と生育初期に干ばつに見舞われ、その後は寒波等の影響も受け厳しい生育環境となった。北海道産購入種子は、曇天が続き日照不足が懸念されている。

 出発式では、今井力夫町長や福井源乃介議長ら9人がテープカットした。

 出荷協議会で、同園芸振興会の久本和秀会長は「コロナ禍での巣ごもり需要で、近年にない取引価格で推移している」と述べ、高値取引に期待を込めた。

 出荷は5月ごろまで続く予定。