奄美大島地区献血スタート

瀬戸内町役場会場を皮切りに始まった奄美大島地区献血

血液不足、「協力を」
島内12カ所巡回、25日まで

 2020年度第2回奄美大島地区献血が16日、瀬戸内町役場会場を皮切りに始まった。25日までの10日間に島内12カ所を献血バスが巡回。県赤十字血液センター担当者らは「献血は命を助けるために必要不可欠。一人でも多くの人に協力してほしい」と呼び掛けている。

 初日は、瀬戸内町役場駐車場の一角に献血バスを駐車し、午前10時~午後1時半、午後3時~4時半に実施。近隣から訪れた住民らが健康チェック後にバスに乗り込み、400㍉㍑の採血に協力した。

 同センターによると、血液製剤には有効期間があり、在庫量は計画量と比較しても低い水準で推移。コロナ禍の中で献血協力者も減少傾向にあり、輸血用血液は足りていないのが現状だという。

 前回の奄美大島地区では667人が来場し、547人が採血。今回は12カ所で計600人を目標に掲げた。

 献血基準は男性17~69歳、女性18~69歳で、体重は50㌔以上が条件。献血に当たっては、十分な睡眠、食事をとった上での来場を呼び掛けている。

 今後の巡回日程は次の通り。

 ▽19日=県大島支庁(午前10時~正午)、奄美看護福祉専門学校(午後1時45分~同4時半)▽21日=ビッグツー奄美店(午前10時~同11時45分、午後1時~同4時半)▽22日=奄美信用組合本店駐車場(午前10時~同11時半)、奄美警察署(午後1時~同4時半)▽23日=タイヨー浦上店、協力・N1パーラー奄美店(午前10時~同11時45分、午後1時~同4時半)▽24日=奄美市役所名瀬総合支所(午前10時~正午、午後1時半~同4時半)▽25日=奄美市役所笠利総合支所(午前10時~正午)、龍郷町役場(午後2時~同4時半)