龍郷町子ども博物学士講座閉講式

「龍郷町子ども博物学士講座」閉講式。児童の研究発表に耳を傾ける参加者

7人が堂々と研究発表 皆勤賞は13人受賞

 2020年度「龍郷町子ども博物学士講座」(町教育委員会主催)の閉講式が13日、町生涯学習センターりゅうがく館講堂であった。今年度は6回の講座が開かれた。受講した児童7人がそれぞれのテーマで研究発表し、皆勤賞を受賞した13人を表彰した。

 閉講式には、児童34人、保護者11人が出席し、碇山和宏教育長と教育委員、学校長9人、町教委職員らが参加した。

 研究発表では▽髙優一郎さん(大勝小5年)「奄美・沖縄の自然 オンライン講座について」▽碇山月子さん(龍瀬小2年)「白糖工場跡について」▽岩崎透さん(龍郷小2年)「ナイトツアーで出会った奄美の生き物」▽宮山來三さん(戸口小6年)「西郷菊次郎について学ぼう」▽内野歩さん(龍郷小4年)「大島紬について学ぼう」▽姫野千葵さん(円小4年)「西郷菊次郎について学ぼう」▽圓山結礼さん(同6年)「同」―の各テーマで調査・研究したことを堂々と発表した。

 碇山さんは、瀬留にあった白糖工場跡について発表。「白糖工場跡の看板を見て調べてみたくなり、『りゅうがく館』『奄美博物館』へ行って調べた。江戸時代に奄美大島では4カ所に白糖工場があったことが分かった」などと発表した。

 岩崎さんは「ナイトツアーで楽しみにしていたアマミノクロウサギに出会った。昨年のクロウサギの交通事故被害は66件あり、これまでで一番多かったという。ゆっくり車を走らせましょう」と注意を呼び掛けた。

 宮山さんは、龍郷出身の西郷菊次郎の足跡や功績を紹介しながら「菊次郎は、人のために尽くす人だった。僕も人に尽くす人になりたい」と述べた。

 閉講式の前に県立奄美少年自然の家職員が講師を務め、「草木染め体験」があり、世界で唯一の草木染めハンカチ作りを楽しんだ。

 【皆勤賞】伊藤晴(龍瀬小3年)、谷口尚仁(赤徳小3年)、辺木碧音(龍郷小1年)、岩崎透(同2年)、内野灯(同3年)、辺木凪沙(同4年)、内野歩(同)、岩崎想(同5年)、山口莉央(戸口小2年)、宮山來三(同6年)、髙優一郎(大勝小5年)、青木実李(円小2年)、圓山結礼(同6年)
     (敬称略)