徳之島地区生活研究グループ連絡協

3町連携で半世紀余。徳之島地区生活研究グループ連絡協総会=26日、天城町

学び伝えよう徳之島の食と農…
新会長に森さん

 【徳之島】徳之島地区生活研究グループ連絡協議会(新田和枝会長・3町会員計106人)の2021年度総会が26日、天城町役場であった。新型コロナウイルス感染症対策で活動の制約を受ける中、21年度中の収束に期待しつつ3町連携の研修会など活動計画も承認。役員改選では新会長に森二三江さん(徳之島町)を選んだ。

 同連絡協は徳之島町生活研究グループ(町トモ子会長・26人)、天城町同(新田会長・41人)、伊仙町同(義岡節巳会長・39人)で構成。発足52年目。コロナ禍に20年度総会は書面決議を余儀なくされたが、縮小して2年ぶりの開催に。

 新田会長は、伝統の地場産品の生産・加工・販売など6次産業化模索や実績をふり返りながら、今後は「私たちが得たものを伝えるのが務め。郷土料理、親子料理教室も伝承強化しよう。前年度は思うように活動ができなかったが、今年は明るい兆しを感じている」と一層の連携を要望した。

 また、開催町の森田弘光天城町長は、ワクチン接種の促進による収束に期待しつつ「島内の食材を使った健康寿命の延伸、名実ともに長寿・子宝の島に」と期待。県徳之島事務所農業普及課(坂上浩海課長)の祝辞に続いて協議、全議案を承認した。

 21年度活動計画の共通課題は「学ぼう・伝えよう・徳之島の食と農」や「農山漁村における男女共同参画社会の実現」など3項目。活動成果発表などの機関紙「みつわ」の発行、牛乳・乳製品活用技術研修会や「学ぼう・伝えよう講座」の開催、各町農業祭への参加などを掲げた。

 役員は次の通り。(敬称略)

 ▽会長 森二三江(徳之島町)▽同副 義岡節巳(伊仙町)▽会計・書記 新田和枝(天城町)▽監事 安田セキ子(徳之島町)、高田隆子(伊仙町)、徳田昭子(天城町)▽県評議員 安田セキ子(徳之島町)