今年最後のチャンス

青い空に真っ白な砂浜がまぶしいかくれ浜(西康範さん撮影)=奄美市笠利町喜瀬=

笠利町喜瀬「かくれ浜」

 奄美市の「一集落1ブランド」に認定されている笠利町喜瀬の「かくれ浜(ナーバマ)」が27日姿を現した。撮影時の天気は晴れ、最高気温は31・0度、潮位はマイナス13㌢を記録した。かくれ浜を一目見ようと20人以上の人々が車を並べ、腰まで水につかりながら浜を目指して海の中を歩く姿も見られた。

 かくれ浜の別名は「幻の浜」。春から夏にかけて大潮の日の干潮時、潮位がマイナスになったときにのみ出現する。真っ青な空と海が広がるなか、ふわりと浮かぶ真っ白な砂浜とのコントラストがとても鮮やか。

 撮影した西康範さんは、「波が穏やかな日は楽に浜までたどり着けるが、きょうは白波が立っていて、(浜まで)渡る人は大変だったかもしれない」と語った。

 西さんによると、28日が、かくれ浜を見る今年最後のチャンス。28日の天気は雨、朝晩曇り、ところにより昼過ぎから夕方雷を伴い激しく雨が降る見込み。潮位はマイナス11㌢。