流れてくるのスモモの品質を選別する生産者ら
大和村湯湾釜 JA選果場で出荷作業
大和村の初夏の味覚「奄美プラム(スモモ)」の出荷作業が29日、同村のJAあまみ大和支所湯湾釜選果場で始まった。天候や農家の要望を考慮し、来月1日の予定を急きょ前倒しして実施。旬を迎えてたわわに実ったスモモが選果機に運ばれ、大きさや形、表面の状態などによって選別された。
この日は、村内の農家や生産者から午前中までに約800㌔のスモモが搬入。ベルトコンベヤーに乗せられ、サイズなどで選別。次々と箱に詰められ梱包された。
大和村のスモモは台湾産の花螺李種で、果肉は赤く加工品などにも向いているのが特長。島内の市場をはじめ、宅配では鹿児島や福岡、大阪などへの出荷を予定している。
期間中は15人体制で運営し、持ち込み期間は22日ごろまで。受付時間は午前8時半~午後5時で、選果場担当者らは「選果選別のできてない搬入は作業停滞の原因にもなる。密にならないよう速やかに持ち込んでほしい」と呼び掛けている。
JAあまみ大島事業本部によると2021年度産奄美プラムの共販目標は15㌧。キロ当たりの単価は400円で、主力産地となる大和村では12・4㌧、496万円の取り扱いが計画されている。