今年のプラムを試食する塩田知事(左)
大和村伊集院村長「農家を元気に!」
【鹿児島】大和村の伊集院幼村長らが4日、県庁を訪れ、塩田康一知事に奄美プラム(スモモ)を贈呈。今年のプラムの出来ばえをPRした。
伊集院村長は大玉15個入(1・5キロ)を塩田知事に手渡した。試食した塩田知事は「昔伊仙に住んでいた頃は庭になっていたスモモを食べた。甘く、酸っぱく懐かしい味」と感想を話していた。
プラムは同村の特産品で5月下旬から6月中旬が収穫の最盛期。昨年は記録的な不作だったが、肥料の全額助成など行政の支援策も功を奏し、今年は昨年の10倍以上となる30㌧以上の収穫が見込めるという。味は「例年以上のものがあり、自信を持っていろんな場所にPRできる」(伊集院村長)。
新型コロナウイルスの感染者が村内でも確認され、収穫作業ができるか不安もあった中で、無事収穫、出荷でできそうな見通しに、関係者は安堵しているという。「コロナで暗い話題が続いている中で、少しでも農家の方に元気になってもらって、来年以降につなげていきたい」と伊集院村長は話していた。