群島6地区でボランティア作業

名瀬港内の消波ブロック内にたまった漂着ごみなどを回収した奄美磯釣連盟加盟クラブの名瀬地区のメンバー

奄美磯釣連 名瀬地区は消波ブロックのごみ回収
雨の中、美化作業に汗

 釣り愛好家で組織する奄美磯釣連盟(原田真治会長)は、5、6日にかけて群島内6地区でボランティア美化作業を行った。加盟する釣りクラブのメンバーが参加し、それぞれの地区の港や浜などのごみを回収、地域美化に一役買った。

 事務局の久野博さんによると、毎年恒例のボランティア作業の一環。今年は名瀬地区10クラブ、龍郷地区3クラブ、大和地区1クラブ、瀬戸内地区1クラブ、喜界地区1クラブ、徳之島地区1クラブが奉仕作業に参加した。

 名瀬地区の奉仕作業には10クラブから43人が参加し、雨の中、午前7時から作業開始。名瀬港内の御殿浜公園近くの消波ブロック内にたまった漂着ごみなどを回収した。

 回収後、御殿浜公園駐車場で分別作業を行い、ペットボトル、発泡スチロール、燃えるごみ、燃えないごみなど5種類に分別し、120㍑入りごみ袋50袋分を回収した。約1時間作業、汗を流した。

 久野さんは「名瀬港内の消波ブロック内のごみは多量で、除去するのは簡単ではない。いろんな団体と協力して多人数でこつこつと除去作業するより方法はないのではないか。まずは消波ブロック内に多量のごみがある現状を市民に知ってほしい」などと話していた。