全面リニューアルとなった喜界島サンゴ礁科学研究所情報誌『KIKAIREEFS~人とサンゴと地球の未来』14号
『KIKAIREEFS』14号発行
特集は「サンゴの島で出会う」
NPO法人喜界島サンゴ礁科学研究所(渡邊剛理事長)が研究成果や最新レポートを届ける情報誌『KIKAIREEFS~人とサンゴと地球の未来』が全面リニューアルされ、世界海の日の8日に発行した。通算14号目。誌面デザインを一新し、骨太の特集企画に加えて連載やコラムを強化するなど、子どもから大人まで誰もが楽しめる内容に「変身」している。
情報誌は、年4回発行する無料の季刊誌。同研の山崎敦子所長は新しくなった情報誌について「希少な自然環境の喜界島で、人と地球が共生できるよう科学と教育で探求し、理念である〝100年後に残す〟の思いを込めた私たちからの未来への手紙」と話す。
一新したデザインは、冊子デザイナーの山下由香里さんが担当。表紙は、写真家の大杉隼平さんが撮り下ろした。
リニューアル号の特集は「サンゴの島で出会う」で、渡邊理事長と大杉さんが「本物の記憶を100年後に残す」と題して対談。北海道の礼文島と喜界島、文理の枠を超えて語り合った。
この他、「サンゴの島での出会い」を切り口に、研究成果やレポートを紹介。研究者の寄稿やコラムも充実し、サンゴ上級者だけでなく、初心者も楽しめる内容になっている。
同研の特設サイトから登録することで無料配信される。担当者らは「過去から現在までの地球環境の記録が閉じ込められた喜界島。私たちの研究や教育など活動を知って、支援・応援してほしい」と話している。