かごしま国体相撲会場変更

かごしま国体相撲会場は名瀬運動公園サンドームに変更された

名瀬運動公園サンドームに
新型コロナ対策で 10月13~15日に開催

 2023年10月に県内で開催される「燃ゆる感動かごしま国体」について、かごしま大会実行委員会は10日、同日行われた日本スポーツ協会国民体育大会委員会で、各競技の会期や会場が正式決定した、と発表した。奄美市で開催予定の相撲競技の会場が、同市住用町の奄美体験交流館から同市名瀬運動公園サンドームに変更されることになった。会期日程は10月13日~15日の3日間に決まった。

 実行委や奄美市などによると、会場変更は新型コロナウイルス感染症対策の観点から、競技会場の3密(密集、密閉、密接)を避け、選手ら参加者の感染防止を図るための措置で、体験交流館では、日本相撲連盟が示したガイドラインに沿った感染対策に十分なスペースなどを保つことが困難と判断、より広いスペースを確保するため、同運動公園サンドームに変更した。

 同市は当初、選手と観覧者との距離が近く、よりコンパクトな大会運営を目指し、会場に奄美体験交流館を予定していた。19年8月には、国体のリハーサルを兼ねた第58回「全国教職員相撲選手権大会」を同館で開催するなど準備を重ねてきた。会場が変更となったことで、改めて会場の設営や運営を見直す必要がある。

 競技日程や会場が正式決定したことを受け、同市の朝山毅市長は「国体の延期を受け入れて頂いた佐賀県と滋賀県に感謝したい。相撲競技については、新型コロナ感染を考慮し、会場が変更された。今後も関係機関と連携し、大会に向け態勢をしっかりり整えたい」とコメント。市教育委員会スポーツ推進課も「本番に向けしっかりと準備を進めたい」としている。