大和村スモモ販売会

販売会でスモモを購入する人々=大和村まほろば館=

まほろば館「甘くておいしい」

 大和村産業振興課は13日、大和まほろば館でスモモ販売会を開催した。販売会の始まる午前10時前から30人以上の人々が並び、販売開始と同時にスモモの箱詰めが飛ぶように売れていった。隣のテントではスモモのつかみ取りが行われ、ビニール袋いっぱいにスモモを詰める様子が見られた。

 同課は3年ほど前から「スモモフェスタ」を開催していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年は大々的なイベントや告知は行わず、販売会という形での開催となった。

 今年は大和村全体で30トン前後のスモモが収穫され、全体的にLやMといった小玉が目立つという。

 小玉のスモモは加工品に利用されることが多く、ジャムやジュース、スモモの果肉入り焼き肉のたれ、セミドライフルーツなどに姿を変え、店頭に並ぶ。

 旬のスモモを購入しようと長蛇の列をなした人々は、うれしそうに両手にスモモを抱え、中には家族総出で買いに来た人々もいた。

 同課まほろば館担当の才原貴大さん(35)は、「スモモは今が旬なので、いろんなところで買っていただき、たくさんの方に食べてもらえたらうれしい」と話した。

 奄美を旅している途中という藤原志帆さん(28)は「国直に泊まっていて、販売会のことは友達が教えてくれた。甘くておいしいスモモだった」とほほ笑んだ。

 同日販売されたスモモは157箱。3Lの箱詰めは開始数分で売り切れとなり、販売会は大盛況だった。